ルチルクォーツ と トルマリンクォーツ
ルチルクォーツ と トルマリンクォーツ
水晶が成長する過程で針状の鉱物を巻き込み内包したセージニティッククォーツ (Sagenitic Quartz) と呼ばれる水晶の代表的な二つです。
通常、天然石は内包物が少なければ少ない程価値があるとされていますが、内包物が多い方が価値がある数少ない天然石です。
何よりも、自然が描き出した模様が神秘的で、他の天然石にはない透明感が特徴です。
希少性が高いものは、クォーツの透明度が高く、内包物の状態がよく密度の高いものですが、針の太さや色味、クォーツの輝き方、また針や濁りからできる独特の模様などの組み合わせから自分だけの一点を見つけることをお勧めします。
一般的にクォーツの透明感が美しい石は、ぶら下がるピアスなどにすると美しく、内包物が多く含まれる石はネックレスや指輪にすると美しいと言われますが、びっしりと黒い細い線が詰まったルチルクォーツのピアスも肌が透けて見えるくらいのトルマリネーテットクォーツのネックレスもとても素敵です。
ルチルクォーツ Rutilated Quartz
ルチルは日本語で金紅石と呼ばれる通り、赤味がかった金色に輝く鉱物(ミネラル)です。
結晶の状態では、含有物の割合によって赤褐色から黒まで様々な色を呈しまが、金属光沢を持っていることが特徴です。
一般的にルチルクォーツと言うと、「ビーナスの髪」と呼ばれる金色の針状のものが透明な水晶に閉じ込めたものを想像しますが、稀にブラックルチルクォーツに出会う事がありますが、希少で高価なものです。
さらに小さな、目に見えないほどのルチルの結晶が内包されると、キャッツアイやスターサファイヤやスタールビーになります。
軽やかなゴールドの針は、濃い色の洋服に針の天然のデザインがとても映え素敵なアクセントになります。
指輪は自分でも石の綺麗さを楽しめるので楽しいですし、ピアスやネックレスは顔を明るく演出してくれます。
トルマリンクォーツ Tourmalinated Quartz
カタカナ表記では「トルマリネーテットクォーツ」や「トルマリンインクオーツ」とも呼ばれます。
ブラックトルマリンの針状の結晶が水晶に閉じ込められたものです。ブラックルチルクォーツに比べてマット感がある黒です。
黒い針は、肌や明るい色の洋服に針の天然のデザインがとても映えます。
(左の枝がトルマリンクォーツを支えているK10の指輪は ¥39,000)