いにしえの煌めきが現代に蘇る ― オールドマインカットの魅力

- アトリエにある一粒:1.51ct / N / VVS / Old Mine Brilliant
- アジア唯一の世界共有ライブラリー掲載ブランド
ダイヤモンドの歴史を語る上で欠かせない存在が「オールドマインカット」。1700年代から1900年代初頭にかけて、まだ機械ではなく手作業でカットされていた時代のダイヤモンドです。正確さよりも石そのものの個性を生かすことが重視され、四角に近いアウトライン、厚みのあるガードル、小さなテーブル、大きなクレット――そのどれもが、現代のブリリアントカットとは一線を画す表情を生み出します。
ブリリアントカットが均整のとれた眩い輝きを放つのに対し、オールドマインカットの輝きはまるで蝋燭の炎のように揺らめき、柔らかく、温もりを感じさせます。その不規則さこそが、見る人の心を掴んで離さない理由なのです。近年ではアンティークジュエリーの愛好家だけでなく、現代のデザイナーたちの間でも再び脚光を浴びています。
アトリエでご覧いただける一粒
1.51ct N VVS Old Mine Brilliant
表参道のアトリエでは、現在 1.51ct, Nカラー, VVS の希少な Old Mine Brilliant を含むいくつかのアンティークダイヤモンドをご覧いただけます。まさに歴史と職人技が結晶した一粒。写真や文章では伝えきれない、奥行きのある煌めきをぜひ実際に体験してみてください。
※仮ワックスモデルがあるので、そのままのデザインでの制作も可能です。
スペック
Carat | 1.51ct |
---|---|
Color | N(温かみのあるトーン) |
Clarity | VVS |
Cut Style | Old Mine Brilliant |
Polish / Sym. | — |
Fluor. | — |
見どころ
- 大きめのクレットが生む、柔らかな“灯り”のようなきらめき
- 正方形に近いアウトラインと厚みのあるクラウン
- Nカラー特有の温度感(肌馴染みの良さ)
鑑定書

オールドマインカットとは?

1700〜1900年代初頭に登場した手作業中心のカット。四角に近いアウトライン、小さなテーブル、大きなキューレット、厚めのガードル。均質よりも“個性”が前提です。
- 蝋燭の炎のような揺らめき(シンチレーションの質が違う)
- 四角寄りのアウトライン(通称“クッションっぽい”)
- キューレットが“窓”のように柔らかな光を返す
- 同じctでも存在感が出やすい(クラウン高の影響)
ラウンドブリリアントとの違い
同じct・同じ光源・同じ背景で比較すると、光の出方と“温度感”の違いが一目瞭然です。


選び方のヒント
- Nカラーの“温かみ”は、肌馴染みを良くし、アンティーク調のセッティングやイエロー/ローズゴールドと好相性。
- カットは“完璧さ”より“表情”。ルーペ越しの微差より、肉眼で見る輝き方を重視。
- エンゲージ用途なら、ダブルクロー/ベゼルなど“縁取り”のある留め方で表情を整えるのも手。
- 迷ったら、アトリエで実物を見る+オンラインライブラリーの併用が最短。
仮ワックスモデルがあるので、そのままのデザインでの制作も可能です。




実物を見に来ませんか
表参道のアトリエで、1.51ctの実物をご覧いただけます。写真では伝わらない“揺らぎ”を、ぜひ肉眼で。